タイトつながりで。
ミニマリストというと思い出すデザイナーは2人。
ヘルムートラングとジルサンダーである。
世代がもうちょっと上の人だと、アルマーニとかカルバンクラインも入ってくるかもしれないし。
逆に下の世代だとチャラヤンとかマルジェラなのかもしれない。(アプローチの枠組みは違うのかもしれないが)
シンプルな服が好きだった自分としては、一度は通らなくてはと思っていたけど、
まあ値段が値段なので、まずショップ入っても店員が書き物から離れないわ、
ひどい時は入店した俺を蜃気楼みたいなものとして扱うわ、散々でした。
学生の分際でハイブランドに買い物しに来る俺もどうなのかと思うが。
試着した位で後はシャツを買ってお茶を濁した。ジャケットのラインとタグに並んだ0の数が綺麗だったのは覚えている。
ジルサンダーは、その職人的性格から通称「鉄の女」と呼ばれるハンブルクのデザイナー。
テキスタイルの専門を卒業し、カリフォルニア大学に通い、ファッションジャーナリストを勤めた後、
セレクトショップを開き、ミュグレーやリキエルなんかを売りながら自分の服を売っていた。
まあこの辺はウィキでも読めるのでその辺で。
テイラーメイドのシャツは本当に綺麗で、今でも着ている。
さて、今回はそのジルサンダーの定番、テイラーメイドのストレッチシャツのご紹介。

一時期、ジルサンダーといえばホリエモンの黒Vネック半袖T、みたいな印象があったが、
なんで彼はあの体型であれを着たのだろう。まあ他にも色々着てたから好きなんだろうけど。
ジルだってatoと同じく、体型を選ぶ服だと思うのだが。
ストレッチが入っているくしっとした生地を、ドイツ人らしい(?)がっしりとした縫製で構築的に仕上げている。

ガゼットもシンプル。
また、ナイロンもがっつり入ってがっしりしつつもマットなミニマルさがある。

背中でダーツを取っている。脇下から裾にかけてのラインが綺麗で気に入っている。

このイタリアタグだけは邪魔。

ただ結構本気で首周りがキツく、
着るときは背筋が伸びる。
スティーヴ・ライヒのミニマルを聴いてトリップなんてわけにいかないのだ。