ターンブル&アッサーというイギリスのシャツがある。
「俺のダンディズム」でも登場した、イギリスの由緒正しい紳士洋品店である。
シャツは襟型が有名で、チャーチル首相がオーダーしたと言われる他、
ジェームズ・ボンドの愛用のシャツだった(現在はトムフォード)ことでも知られている。
既成シャツの紹介をしてきたが、ここのターンブルカットで一旦このシャツのシリーズを終わりにしようと思っている。
語り方がちょっと有り体のディティール重視になってきており、それが書きたい事ではない為。
(ただ、まだターンブルカットのシャツは持っていないのだが。)
ターンブル&アッサーの社長がインタビューで語っていた言葉に、とても心に残っているものがある。
文脈は、シャツのディティールについての話だ。
そこで、「ディティールへのこだわりは?」という質問への回答。
「シャツは下着です。そのシャツにどうしてそこまで入れ込むでしょうか。」
当然、ターンブル&アッサーのシャツのディティールの手が抜かれている、ということではない。
これは「こだわりを誇示するなど紳士的ではない」という意味だと私は考えた。
言ってしまえばダンディズムであるが、
1流のロイヤルワラント所持メーカーだからここまで説得力があるのだろう。
さて、終着駅を決めたものの、当然値段もダンディなワケだ。
終わるのかよ本当に。
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