かなーーーり前に「ステファンシュナイダーが好きです」という内容でブログを書いた気がする。
というわけで好きな割に着ていないステファンシュナイダーのシャツの登場である。

色使いが柔らかなものが多く、ちらっと入ってくる独特なディティール・アイデアが面白い。
最近、デザイナー本人の露出が増えたなぁと思う。
ジョイックスが辞めてリフトに扱いが変わってからか?
ベジタリアンで職人気質で、ラグジュアリーなファッションを嫌う、
結構強い意志を持ったデザイナーなので、それが時代にあってるのか。
草食男子っていうのが流行る位だし。時代がステファンに向いた印象。

ボーダー柄だが、シャツの前立て部分だけデザインが違う。
なぜか1本線が離れてるし。


縫製はマジメな仕上がりで、柄合わせもばっちり。ボタンもしっかりとしたものを使っている。
このシャツはモード服っぽくスリットも無ければテールも無い、スクエアな印象。
身頃接ぎ合わせとか目立たない袖タックとか、着やすくするのも忘れていない。

すっきりした小襟。

そして謎のディティールがこのカラー。
説明が難しいが、後ろの部分のみカラーと台襟の間が白いコットンでつながっている。
何がしたかったのかわからない・・・。
シルエット自体はかなり構築的で、自分好み。
あとは値段がもうちょっと落ち着いてくれればなと思ってやまないが、
バッグとか香水とか商業的なアプローチも無い中、
そうでもなきゃ中々やっていけないんだろう。