“時間はあっという間だ、すぐに過ぎていくんだ。
もみ消すことはできないし、黙ることもできない。
どうしてこうなっちまったんだ?”
――― Time is Running Out / MUSE

音楽の価値観をまとめて提出しなければ蝋人形にされる、という課題があるんだけど、まとまってないのでまとまりません、というのが結論。
その混乱具合、Dillinger Escape PlanのFix your faceっぽく見えて、個人的にはAutechreのGantz Grafのつもり。
でも、どっちにもなり切れてない上に半分はやさしさで出来てるからThe BooksがThought For Foodで実現した世界に近い。
スマシカオでサマリーでも調べよう。
今itunesを見てみたところ、24000曲で、全て流したとすると75日ノンストップ、約1500アーティスト。
再生数ランキングは9位までインスト、アンビエントかドローンかイーノ界隈。
20位内で入ってくる歌モノはradioheadとpulseprogrammingのみ。
これはバニラ・スカイのトムクルーズに影響を受けてEverything in its Right Placeを目覚ましに設定していたから。
レモン齧って深夜起きてたけどやってたことはMSNチャットの荒らしにひたすらパンセをささやき続けることだった。
男の子なのでその時はトレントレズナーとDir en greyを聞き込んでサディズムを鍛えていた。
さて、もっともアルバムが多いアーティストはナンバーガールで33枚。
金曜ロードショーのナウシカばりに、何回目だよ性的衝動、若いな。
そして追加日がもっとも古いアルバムはSyrup16gのコピー、懐かしい。
五十嵐なんかとっくに一回バリで死んでもうRebornしてイカれたHolidaysを謳歌してるよ。
節操がないレガシーな曲の集積だけれどやっぱりアンビエントとかインストは多い。
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というのも、その昔、音響心理(音楽療法)を輸入し生きる糧にしたかったから。
そう言うとヒーリング音楽市場を考える人がいるけど、ハロルドバッドのケツを吹いたティッシュペーパーみたいな酷いマイナー調コードのクラシックコンピや、吉村弘に師事してたのに途中からチベット仏教にハマって亡命した奴のゴミみたいなサイン波を散らした電子音楽が跋扈した市場のことではないし、ましてやスピリチュアルに片足を突っ込んでツヤツヤした真顔で鳴りがいい仏具とかを売りさばく人たちとも違う。
まあ、そんなIf…な話は俺の行く末暗示する人Honeyがいないので、いいのだ。
こんな事を書いているとまた以前みたいに「信念を持ってそれを作っている私を馬鹿にしているのですか」とかいう黒マテリアを添付された熱烈なお便りを拝受し、セフィロス的な片翼の天使が聴こえかねない。
当時は、誰が誰に投票ジデモ゛オンナジヤ、オンナジヤ思ったのでー!というノリで、伝えたいことはない、とゆらゆら帝国で考え中だった。
まあその後ブログを消したのはそれとは関係なく、むしろもうこれ以上輝けないって言い残したルナシーのそれ。
過去の栄光は食えねえから捨てて、俺たちの明日に向かって、さあがんばろうーぜー。
でも、音楽を聴きすぎてるとサブカル根性というのか、「普段何聴いてるんですか?」に対応できない。
まず間違いなくうろたえ、脳内で「パリは燃えているか」がかかり、なぜ人類は無駄な争いを繰り返すのか神妙な面持ちで嘆くことになる。 
「何が好きなんですか」も困る、第一そんなんテンションとか時期によって違うわけだから、みんな違ってみんないい、みんな違ってみんないい・・・とリフレインして服毒自殺したくなる。
逆にありがたいのは「おめぇは何が嫌いなんだ」というサマセット・モームばりの友愛心。
セカオワが嫌いですあのファンが憎い!とか、これに同意得られれば、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い認知的協和理論が働いて、仮想敵国に向かい即座にYou broke upと40MHz帯域無線でdisを飛ばしてドラァグナイ今宵。
こんなこと書いてるとまた怒られる、太陽をつかんでしまう、ライオンのプールで死んでしまう。
さあこれでまた敵さんが増えてくれるかな、今日も路上を抜ける風は冷たいよ。
ああでも話は転々とするんだけど最近曲作ってて「なんでこんなに洋楽すきなのかなあ」って思ったのは曲の構成ね、RadioheadのIdioteque(BBC)とか、Portisheadの曲とか、めっちゃ盛り上がってテンション高いところで途中でブツ切れになって終わるっていう、最近だとFloating PointsのPeroration Six?
あれをライブでやってるのを見ると、いくらライブが嫌いでもライブ行きたいなって思ったりして、野外イベントのリッチーのEnterに参加する時のテンションで家を出てそのままSquarepusherばりに失踪かました挙句あとで僕らが旅に出る理由っていうのは実は愛し愛されて生きるためだったんだよとささやきつつ、あの世界でいちばん熱い夏はやっぱりダイアモンドだね、AHいくつかの場面が思い出されて