セレクトショップオリジナルのシャツ。
00年代においては、各社の違いがあったように思える。
SHIPSのシャツは鳥足留めで襟の縫い付けが曲線だった、とか
IGビームスのシャツはタイの収まりが良く、生地艶がピカイチだ、とか
アローズのあのシーズンは前振りだったとか。
そんな違いも今では同質化してきた気がする…。
今回はベイクルーズのセレクト、エディフィスのオリジナルシャツ。
段ボール会社とかでもなく、アパレルの製造・卸をルーツに持つので、
どちらかと言えばトゥモローランド寄りだと思っている。
(でもジャケットのなんとも言えないペラさが未だに納得できない)
柄が上品なので購入した、グレーのチェックシャツ。
特筆すべきはアルビニの生地を使用していること。
触った感じでは120番手~位の滑らかな生地。
アイロンすべりも良い。
襟羽根は適度にワイドで好み。
芯地は軽い。
さすがに前振りでは無いが、縫製は細かめで丁寧。
縫製工場は店員がわからなかったので詳しく聞かなかったが、
リオビアンコの可能性がある。
ボタンは結構厚めで、本貝。
たぶん皮の付き方から白蝶貝だと思う。
贅沢である。
14000円位するわけだが、今やこれですら高いと思う。
かろうじて生地・釦の付加価値で満足できるが、
最近は国内のシャツの価格競争っぷりが半端じゃないなと思っている。
先日、リデアカンパニーのカミチャニスタが5000円でシャツを販売し始めた。
鎌倉シャツでさえ結構な高品質なのに、
もう前振りのつくりで白蝶貝で5000円とか、何がなんだか。
伊藤忠も何か企んでいるし、どうなっちゃうんだか。
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