こんにちは。ルイジ・ルッジェーロだ。
今日はいつもブログを書いているイエローなモンキーに変わって、
クレイジーなジャップどもに一言物申すためにやってきたよ。
私が言いたいことはひとつ。
なぜシャツの下にシャツを着るのか!?
だいたい、シャツはそもそも下着なんだ。
その下にカットソーを着ること自体、意味がわからないね。
えっ?乳首が透ける?胸毛が見える?
何を言っているんだ、だからどうしたっていうんだ?
全くもって日本人はつまらないことを考えるねアミーゴ!
というわけでイタリア人には程遠い存在の私の周りには、
シャツの下にインナーを着る人・着ないイタリア人モドキがいます。
着る派だった私は、今年の夏に実験を行いました。
実験内容は<シャツを一枚で着る事の是非について>です。
今回のようにまとめることができました。
<結論>
よほど良いシャツでなおかつ汗の染みに影響が無い素材のものであれば一枚で着ても良いが
それ以外はステルスカラーVネックのインナーを着るべき
さて、やたら長い結論になりましたが細かく見た結果です。
では以下にメリット・デメリットを。
①シャツの下にアンダーウェアを着ないメリット
a.良い生地のシャツであれば、肌触りが気持ち良い
b.第二ボタンを開けた際に、セクシーさを醸し出せる(?)
②シャツの下にアンダーウェアを着るメリット
a.汗をアンダーウェアが吸う為、体温調節が楽
b.直接シャツに触れる面積が減る為、シャツが劣化しづらい
300番手やら160番手レベルの生地で過ごしたのですが、
まあ気持ちいいのはありますけれども、柔らかい生地であればあるほど、
汗をかいたときにまとわりつくので、不快です。
続いて、リネンで過ごしてみました。
リネンの白はよく透けるので今回はTruzziのリネンシャツ。
色も濃いので透けないし、汗をかいてもさらっとして非常に気持ちいい。
これは快適でした。
さて、メリットの他に「透け」と「汗」の問題です。
どこかのバイヤーが「乳首や胸毛が透けるのが不快な人は日本では少数派だ」
とか言ってましたが、誤解と言えるでしょう。
イタリア又は世界の見解をそのまま日本に持ち込んでいるのだと思います。
それで不意にセクハラで訴えられる位ならツキノワグマでいた方がかわいいってもんです。
ですが個人的にはツキノワグマも許せません。
以前私がシャツに目覚める前のアルバイト時代、
女性の上司から「白いシャツの下に色モノのカットソーを着るのは良くないよ」と注意を受けたことがあります。
ごもっとも。
まずもって色物はありえません。
次いで半袖も避けるべきです。
そしてできればツキノワグマ現象も避けるべきなのです。
したがって、透けて不快な順に整列させますと
乳首や体毛>変な柄・色物のカットソー>半袖のカットソー>Uネック>Vネック
となります。
また、「汗」について、汗染みは気にしない人もいますが、私は非常に気にします。
というかあるより無い方がマシに決まっているのですから、
汗染みが目立ちそうなやや濃いめのブルーとかのシャツは必ずアンダーウェアを着るべきです。
脇と胸に妙な円が出来ていると非常によろしくない。
【まとめ】
もう一度くどく結論を言うとシャツの損耗など気にしない位に経済的に豊かで、且つ健康的で体温調節が上手く、
良い生地のシャツを一枚で心地よく着たい人は汗で透けるリスクの無いシャツを着て、
そうでない人はステルスカラー(スキンカラー)のインナーを着ろということです。
しかし最後に、第2ボタンを開けた時にシャツが見えるのも可能であれば避けたい。
ということなら深いDeepVネック。
そこまで流石にグンゼもカバーしてないだろ、と思ったら、
Hanesがカバーしていた、という・・・。
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以上。
でも、
もしあなたが150番手以上のリーバやD&JA、ALUMOなどを持っているのなら、
もしいいシャツ職人の技を体感したいなら、
それらの身に纏ってみたいのなら、
是非一度着てみてほしい。
そうでないにしても、
織生地を上半身に直で纏う感覚というのは普通の感覚と少し違う。
ストレスフリーが必ずしも良いことだとは私は思わない。
「着ていることを忘れる」というのが100%正しいとは思わない。
ぬるま湯では自己の境界線が曖昧だから、人間は熱い湯で自分の身体と外界が違うことを感じ、
そこに快楽さえ感じるのである。
だからぜひ一度着て、シャツを存分に意識してほしい。
あなたが仕事をしている時、シャツだって仕事しているのがよくわかるだろう。
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