寒くなってくると、さすがにシャツ一枚で過ごすわけには行かない。
するとシャツの上にニットやらスウェットやらを着る。
シャツの下に何を着るのかについて触れたが、そういえば上は触れてないなと。
シャツの一つの利点である「上から被らなくてもいい」という所が、
ニットなどでスポイルされるのはあまり好きではない。
(結局、ワックスなりなんなりが服に付くのが嫌いなんだと思う)
そこで集まるのがカーディガンである。

kolorのカーディガンもその一員である。
特にこいつは夏によく活躍してくれた。
シャツだけだと物寂しい時にいつだってこいつは助けてくれた。
しかし冬になると厚手のものが必要になる。
特にケーブルニットが好きな私はそういうイメージのニットを欲する。
ジャケットでもいいが、カッチリしすぎてしまう。
ツイード調で気に入ったA Vontadeのold potter jacketとやらも結局サイズが合わなかった。
undover云々は着るのも憚られる。
アメカジに迎合したくないし。
したがってやや細身にできており、メリケンっぽさが無いものを探すことになる。
すると出くわす出くわすイタリアの連中、ボリオリやらドルモアやらああもうピッティピッティピッティ
かといって本場英国のものは身幅も着丈もデカい。
納得がいかない。
じゃあ、買わない。
この現象により、今、コートもカーディガンも鞄もネクタイも帽子も気に入るものが揃っていない。
これは拘りと言っていいのか。
よく「着たいものが無かったから作った」というデザイナーがいるが、
こういうのから始まるのだろうか。
何一つ始まりそうにないぞ。