まだまだイタリアは続くよ。
ナポリではないけど。
以前、ググリエルミノッティというブランドを紹介したが、その人が新しく立ち上げたブランド。
ググリエルミーナ。
北西はトリノの美脚パンツブランド「PT01」の人が「我々の服に合わせるべきはこのシャツである」とか言ったとか。
イタリア界隈はそういう「我がブランドには●●社」というのをよく聞くような。
ボレッリに対してのキートンとか。
職人が互いに意識してつながっているというのは、
ギルドのような文化が根付いていたからなんだろうか。
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トレンドの小紋プリントシャツ。
完全なインポートもの、現地で売っているまま。
その為袖がとても長く、さらにカフまわりも大きかった。
さてどうするか・・・?
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このブランドの特徴として、裁縫セットがタグについてくる。
いくつかの色の糸と針。
ハサミも付いてきたが、切れ味が信じられない程悪く、刃が曲がる。
つまりは粗悪品のため即刻廃棄した。
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というわけで、遊び心をこめ、オレンジの糸でカフのボタンを内側に付け替える。
足がちょっと長い出来になったが、手首で止まるので良し。
このブランドは意外と小賢しい遊びが多い。
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ボタンの色も濃い目の色合いで目立つ色だし、
穴の間隔が広いため、クロス掛けが目立つ。
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脇は2本縫い。
ディティールはそんなにこだわってはいない。
価格帯が10000円前後なので、現地では中価格帯ぐらいだと思う。
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プラケットも細く、小襟だし、生地自体中レベルのものなので、
カジュアルに着るものだろう。
ミラノらしいモダンなデザイン。
ナポリの職人芸には恐れ入るが、一方でこういうシャツもイタリアのものの一つ。
ちょっときざったいイメージもあるけど。