ジョバンニ・イングレーゼという南イタリアの有名なシャツファクトリーがある。
鳩山首相のクレイジーシャツ事件の時に一瞬騒がれたブランド。
シャツ通の間ではある程度有名だったと思うのだが…。
価格はかなりのもの。
以前、手に取ったシャツが軽く30000円を超えており凍りついた覚えがある。
そんなイングレーゼにセカンドラインがある、という話をショップの人から聞いた。
ある日、それは「ピアッツァ・マルコーニ」というのだとわかった。
それから3、4年しただろうか。
偶然古着で見つけてしまったのだ。
「G I 1955」。
間違いない。
これはGiovanni Ingleseの創業1955年を表しているのだろう。
それにしてもこのきわっきわのステッチライン…。
マロールといい、ピッチそのものが細かい上に凄い技術である。
アームホールはそうでもないのだが、
ボディはシェイプがかかっており、タイト。
襟型も非常に綺麗。
生地が非常になめらかでリラックス感があるのだが、タイでもピシっと決まる。
ボタンは鳥足。
厚みも程よく・・・おや・・・?
何か厚みが均一でないぞ・・・?
と思いきや。
ボタンホールに入れる側の厚みが薄くしてある。
おいおい、これ本当に一部マシンメイドのセカンドラインか?
肩のいせ込みに、ギャザー。
それとバックヨークもギャザー。
当然のように袖付は手縫い。
カフのギャザーも美しい。
申し分ない。
ロゴの花が無い、それとガゼットが無い。
かわりにカンヌキがある。
それだけなのだが、このクオリティでセカンドラインとは思えない。
最高級のフルハンドのG.イングレーゼは一体、どこまで感動できるのだろう。
bengal
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> いつも、楽しみに見ています。あと3つですね!頑張って下さい。
ありがとうございます。100以降はちょっと趣向を変えて週刊化しますです。
ゆう
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いつも、楽しみに見ています。あと3つですね!頑張って下さい。