トマスのぼうし

そういえば、
友人からすばらしいプレゼントをもらった。

ニット帽である。
大学時代は良く着用していたなと思う。
ただ、これは只者ではない。

なんてことだ。
シャツ好きな人はだいたい知っているであろう生地メーカー老舗、
トマス・メイソンである。
もう一度。
・・・トマス・メイソンである。
異論は見ざる聞かざる食らわざる。
誰がなんと言おうとトマス・メイソンなのだ。
ズィス・イズ・プリティ・クール。
ズィス・イズ・プリティ・ファッキン・ファー・フロム・OK。
恐らくジャーミンストリートあたりで着用していたらホワイジャパニーズピーポー！やらの絶叫が聞こえてくるだろう。
お洒落すぎてサルトリアリストに掲載されてしまうかもしれない。
服を見て得る情報とタグを見て得る情報の総合戦。
そういえば「マルジェラの四つ糸をどうすべきか問題」というのは、当時ファッションクラスタ界隈でのホットなネタだった。
私も学生時代に試行錯誤していた。
数字を個別に切って縦長に作り変える、四隅の糸をホッチキスにする、などなど。
時にはatoのコンケーブド・ショルダージャケット(青山さんデザイン)のフロントポケットの裏にタグを移植する、というオペも行った。
それにツッコんでくる人間とは大抵、服の話ができた。
アンセムをサンプリングする文脈のキモさにファンがつく変態DJみたいなものである。
これ、そういえばDJからもらったんだった。