「そんなにシャツを持ってていつ着るの?」
「365日着てるよ。」
昔はよくそう言っていた。
「最もお金をかけるべきものは下着である」
という、通年で最も多い時間着用しているものに投資すべきだという考え方がある。
「長い間それに触れているからそれに投資すべき」というのは正しい。
しかし、日本においてはシャツは通年の下着ではないので、
時計や革靴のような服飾雑貨でない限り、上記の考え方の行きつく先はパンツか靴下ということだ。
ただ、人目に付かないし、冬にアウターに覆われるTシャツも同様、投資がされにくい。
では実際、普通の人が無理をせずシャツを着るのは年間何日なのだろう?
そう考える事が多かったので、「気温を基準に服を着る機会がどれくらいなのか」を算出してみようと思う。
もちろん、日本気象協会の「服装指数」のように、湿度や風向きなどを考慮した数値がより正確ではあるのだが、
通年で考えてみたい。
【手法】
◆過去の気象庁のデータより、2010年~2014年の日別平均気温を出力。
◆気象予報士の記事とエキサイトの記事(出典不明)を参考に、6段階に分けて日数をカウント。
◆5年間の平均値を算出。
まず、温度別の服装を引用すると下記のようになる。
26度以上・・・ 半袖
21度から25度・・・長袖シャツ
16度から20度・・・カーディガンなどで重ね着
12度から15度・・・春コート
7度から11度 ・・・コート
6度以下 ・・・コート+マフラー
次に、気象庁データに基づく温度別の年間凡その平均日数は以下のとおり。
●26度以上 :66日
●21度から25度 :78日
●16度から20度 :65日
●12度から15度 :42日
●7度から11度 :66日
●6度以下 :47日
◆声を大にして言いたいこと
①シャツは年間を通じて使える
「21度~25度は長袖シャツ」とあるということはつまり、
「年間365日」-「半袖をお勧めの26度以上の66日」=約300日弱は長袖シャツを着られるよ~ということだ。アワサム!
②シャツはビジネスでも使える
DODAによれば年間の33%が休日。
26度以上が66日あろうが、そのうち44日は出勤している。
(暑い時期は夏休みだから年間平均より多いはずだって?労働大国日本の現実を見よう!)
出勤したらやっぱりシャツでしょう。
ハラショー!365日のうち344日はシャツが着れちゃう!
③シャツはトラベルでも使える
さすがに言い過ぎたかな。
残り21日は夏の間の休みだし、なんならバカンスということで夏休みを加えてもいい。
でもね、夏休みってどこに行くの?
欧米なら・・・彼らの国では長袖シャツがスタンダードだよ?When in Rome do as the Romans do, sir?
アジアなら・・・彼らの国ではカットソーばっかりだけど、シャツとジャケットだとお金持ちだと思われてちやほやしてくれるよ?ていうか夜寒いから羽織りもの必要でしょ?
避暑地なら・・・え?白シャツでしょ?映画見ろよバカヤロウコノヤロウ、避暑地に行く奴みんなだいたいリネン白シャツでしょ?ていうか夜寒いから以下同。
じゃあ当然毎日シャツを着るよね?
するとなんということだ、365日シャツを着ることが出来るじゃないか!ケベッロ!トレビアーン!ブンダバー!
以上。
そんなことより私は各温度帯×33%で私服着用率を求め、購入金額を割って年間の服別償却額を算出して青ざめている。
今日はシャツを着ていない。
コメントを残す