安普請

しまった土曜日を大幅に過ぎてしまったことはもうしょうがないよねどうも毎度。
住処を移したので、荷解きやらで諸々忙しかったわけだ。
選ぶ時間が無いからと生活用具を無印でだだっと買ってしまい、ありがちな家になった。
でも以前の派遣村のような段ボールで寒さをしのぐ部屋とインダストリアル廃村のような街からは離れられたのでいい。

通勤途上にあり駅徒歩1分で家賃が破格、という理由で前の家を選んでいた。
それ以外は鉄筋コンクリートであればもう良かった。
日当たりは最悪で下の階は駐輪場の為底冷えがひどくあまりにも室内が寒いので、
吐く息は白くなりI see dead peopleとかブルースウィリスに走馬灯で囁いていた。
そのくせお湯が出るのが遅い割に出てくると火傷する程熱い。
上の階の住人は帰りが必ず0:30、そこからバタバタとうるさく、
ベランダに荷物を干せば隣の家のベッドで寝そべる全裸のおじさんの逸物が視界に入り、
夜中に欧州安ホテルさながらエレベーターが突如サイレンを鳴らし出したり、
とにかく良い思い出がない。
そういえば今気づいたが、結局友人は一人しか来なかった。
それを取り戻す為にこれからは快適な家にしよう。
オチはない。