夏のシャツの選択肢が本当にわからず、とりあえずパルパーに手を出したものの、やはり肌触りのカスカスな感じが気になる。カサカサした感じとは異なる、粗悪な印象の手触り。
ポリエステルコットンのシャツは、耐久性などは当然良いのだが、非常に見た目が悪い。粗悪。使っていけばいくほどやはり安い生地、という感じが前に出てくる。ポリ100でもいろいろと見たが、やはり水分と相性が悪い。毛細管現象で運んでるだけで、素材そのものは吸水しない。

結局、天然繊維である。リネンシャツだ。和紙のシャツも良いなと思ったが(あれはリネンと大差ない)、リネンは長い歴史があるのでバリエーションの観点で美しい生地に当たる可能性が開けている。
このシャツはリネン多めコットン。7:3のコットンリネンはドレスシャツでよくあるが、ドレスシャツのちゃんとした感のためにコットンを主体にしていると思う。その分疎水力が無くなっているので、普段着で着るならリネンの割合を増やすべし。最近めざましい進化を遂げたウールを入れた三者混も試してはみた。




これはウールリネンと少しのコットン。サマーウールパンツとかcomoliのサマーウールパンツとか人気だし、夏はウール何とかいけないか?と思ってリネン混紡なら…と思ったが、やっぱり保温効果が気になってしまう。リネンの接触冷感にはかなわない。
というわけでリネンのモデルに話を戻す。夏場のシャツはやはりノーカラーが良い。首周りは体感温度をつかさどっている所なので、襟羽根があるだけで暑苦しく感じてしまうのは避けられない。リネンシャツなら多少は冷感があるので襟羽根があっても良いと思うが、それにしたって無い方がいいのは確かだ。


リネンシャツは透けるのでその本来の清涼感・清潔感から、濃色か柄物が良い、と昔から思っていた。が、最近はなんかもう暑すぎるし透ける服流行ってるし、透けても良いのかなと適当に考えるようになってきて老化を感じる。いけない。自分の肉体が老化しているからこそ透けさせるわけにはいかないのだ。


リネンだから、という事はないと思うのだが、陰影が活きる。ちなみに生地はタリア・デル・フィノ。なかなかリネンを多めにしているリネンコットンのシャツは遭遇しない。リネン100だと強すぎる接触冷感も、少しだけ水分を孕むコットンのおかげでソフトになっている気がして、扱いやすい。良い。
リネンだウールだと様々な素材がコットンに優先される時期があったが、やはり肌の快楽を考えると私はコットンと決別できない。水を孕もうが、重たかろうが、冷えやすかろうが、コットンの肌触りがあらゆる素材の中で最も色気があると思う。シャツの織生地には特にセンシュアルなものを感じる。肌の相性という事なのかもしれないが、宿命として受け入れている(呼吸するようにDJA海島綿とスーパーリーバを買った)。

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