たぶん彼が最も旬だったのは1998年ごろじゃないか?
ニューヨークで受けたとか。
今もある、シュっとしたモダンなヨーロッパテイストみたいなのがアメリカの人々に受けたのだろう。
ということで今回もラング。
今回はヘルムートラングジャパン卸、つまりプラダ買収後のもの。
このクールなどっちつかず的色がラングらしい。
袖は丸く立体的。
彼は今彫刻をメインとするアーティストである。
ヘルムートラングスタジオ
サイトデザインもミニマル。
メディアにもあまり登場せず、インタビューもそっけないのは相変わらずなんだろう。
挑発的な彫刻とかもあって、ファッション畑出身って感じがする。
彼が自身のブランドから離れたのは、やっぱり商業主義なファッション界への反発なのだろうか?
ジルもそうだった。戻ってきたけど。
マルジェラも(正式な理由はわからないが)辞めた。
なんだかミニマルなデザイナーが多いのは気のせいか?
ラングのシャツのボタン。
真っ平のものが多く、個人的にはつけづらい。
こだわりなんだろうけど。
襟のステッチ。
このステッチですよ。襟先ギリギリを縫うような。
これを得意とするクラシコイタリアブランドもいますが(くそ高い)、
デザインをミニマルに見せるというこだわりが貫かれていて良いです。
顔は凛としている。
柔らかい生地ながらも、ステッチの効果もあり緊張感あります。
生真面目ってこういうのだな。
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