珈琲のドリップ方法について。
休日に4回ドリップ方法を変えてコーヒーを淹れながら吉田修一を読んでいるよ、
とか言ったら「こじらせてるな」と言われ心外だった。
結構ポップな休日を送っているつもりだったのだが世間的には「こだわりの病に侵された面倒男子」認定されたらしい。
森見登美彦にすれば良かったのだろうか。
あるいはマルホランド・ドライブでも観ていれば良かったのか。
そう、リンチと言えば。
デイヴィッド・リンチはコーヒー通で有名である。
彼は自らオーガニックコーヒーを売り出している位である。

※普通にホラーです
終盤のコラージュを使った映像とか「It’s organic」のあたりの美女・不安・不条理がリンチらしくてナイス。
不条理と言えばキルケゴールだってコーヒーに砂糖を入れまくって飲んでいたはずだ。
トルココーヒー伝来から間もないから、パーコレータか浸漬だろう。
今のように多様なドリップ方法は無い時代だ。
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4つの方法は左上から時計回りに
メタルフィルタ・フレンチプレス・ペーパードリップ・ネルドリップである。
平日はペーパーかメタルフィルタが多いが、休日はプレスやネルも使う。
それぞれの特徴についてはまた気が向いたら書こうと思う。
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ケトルはもちろんラッセルホブズ。
フライパンの近くで使い込んでいるので汚くなってきた。
ネスプレッソやドルチェグストは確かにおいしい。
ただ、リキッド形式はブラックで飲む時の香り・味の硬さがあまり好きではない。
カフェラテを飲む時にはとても都合が良いのだが、あまり飲まない自分にとってはアナログで良いのかもしれない。
ハンドドリップだったりアイロンをかけたり、手間がかかる生活である。
甚だ面倒だ。