シャツはその生地の特性ゆえに、損耗が激しい箇所がある。
襟と袖である。
可動が大きく且つ芯地が入っており硬いこの箇所は、
汚れもつきやすく、それも相まって擦り切れが早い。
その為、近代までは襟は付け替え可能なものが普通であった。
「もったいない」価値観が浸透し大量消費が悪と見なされ始めた現代では、
お直しやリフォームが流行るのは自然な流れと言える。
そんな中、シャツのリフォームも一定の支持を得た。
鎌倉シャツは自社製品であれば\2,500で交換してくれるサービスを行っており、その利便性は高い。
今回紹介するのは襟袖の取り替えでは老舗である「梅屋ドレス」。
送ったのは劣化が激しかったブリュワーとインターナショナルギャラリービームスのシャツ。
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付け替えた襟ごと戻ってくる。
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色々と試したかったので、ブリュワーはオリジナル襟(+約\800)とダブルカフス(+約\500)、
ビームスの方はボタンダウン(+約\300)と通常袖、
生地はどちらも120番手(+\300)を選択。
通常価格は1着\3,000程度だが、オプションを追加したので\8,000位だった。
オリジナル襟は元からついていた襟の再現。
全体的に満足がいっているし、何より対応に感心した。
手書きで手紙を送ってくれたり、問い合わせに迅速かつ丁寧に応えてくれたりなど、
顧客に大切に向き合っているなあと感じられた。
詳細については次週。