適切なシャツのアイロンと収納方法について

適切なシャツのアイロンと収納方法について

 

先日、職場の周りの人にシャツをどう収納しているかを聞いた。

シャツの収納やアイロンがけについては、誰しも同じ人などおらず、あまりにもみな多彩だと言うことを知った。

要件定義だ。シャツに適切にアイロンをかけて、適切に収納するのはなんのためか。

「シャツをできるだけ汚さずに傷めずに」、「着た時に本来のシャツの綺麗さを発揮し」てもらうためである。

そこで今回は、大してシャツの所持枚数もなければ専門外の私が、控えめながら、最もおすすめとするシャツのアイロンがけ・収納方法を紹介しよう。

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  • クリーニングか洗濯機か
  • 最も最適な方法、着用前アイロン
  • 次に最適な方法、ハンギング
  • それ以外の方法

1.クリーニングか洗濯機か

断然、洗濯機をおすすめする。

シャツの手入れは面倒である。洗濯とアイロンの手間を省き、適切な方法で保管してくれるという意味では、クリーニングは適切である。

ただし、クリーニングは(高級クリーニング店を除き)手洗いで行われることはない。糊付けや有機溶剤を使用した機械でのクリーニング・プレスは、自宅での洗濯・保管の倍以上の劣化スピードをもたらす。コットンであれば、着心地は悪くなるし生地の風合いが死ぬため全くおすすめしない。

時間をかけないアイロンも紹介するので、とりあえずクリーニングはおすすめしない。

 

2.最も最適な方法、着用前アイロン

結論から言うと、「洗濯終えたらタンスに突っ込む」⇒「着る前にアイロン」である。

シャツの効果を最大限に発揮する方法は、着用前のアイロンがけである。

一般的には私の周りには、着用前にアイロンがけをしない人が多い。日本固有の問題か、世界共通で朝は忙しいからアイロンがけしないのか、それとも私の周りだけなのか。

着用前にアイロンをするのであれば、収納はこんなもので良いのである。

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襟だけ合わせて二つ折りにし、巻いたもの。

ブリティッシュ系のもあるので襟を一応いたわっているが、洗濯を終えたシャツをグシャっと丸めてタンスに突っ込み、着用前にアイロンでビシっとキメるのが最も良かった。

出勤前のアイロンは面倒だと?確かに全部かけるに越したことはないが、ジャケットを着用するのであれば、胸元・襟・カフだけアイロンをかければ良い。腕はどうせすぐシワになるし、身幅など見えない。

アイロンを出すのが面倒だと言うなら、パナソニックの衣類スチーマーなら、30秒でスチーム準備が整う。パンツのクリース付やスーツのシワ・臭い取りと同時に、シャツも吊ってざざっとかけてしまえば良い。8000円弱出せる余裕があるのならアリ。

3.次に適切な方法、ハンギング

朝、時間がないのであれば、洗濯を終えたシャツをアイロンがけし、ハンガーに吊っておけば良い。

もちろんシャツ同士の隙間はある程度取る必要があるので、収納スペースに余裕がある人のためのソリューションである。畳んで収納しない限りはシワにならないし、シャツ自身がこすれて劣化することもない。

ただし、襟の立ち具合や胸元のビシっとした仕上がりは、アイロンかけたてには劣るし、アイロンかけたての生地を温かいままを羽織る高揚感も無い。

 

4.それ以外の方法

正直言ってどれも面倒くさい、とにかく面倒で時短したい、シャツに構っている時間がない。

それならば解決策は3つだ。

  1. ノーアイロンシャツを着る

    アポロコットや、土井のコットンのノーアイロンシャツ等を着回す。現代の科学の進歩の恩恵に預かろうではないか。多少生地が死んだようなツラになっていたとしても、ピシッとしたスーツにシワッシワのシャツを合わせるよりは、一部の人を除きマシになる。

  2. 柄シャツでごまかす

    強めに柄が入ったシャツを着れば良い。私もBarbaの幅広のストライプシャツんかはアイロンをかけないで着ることもある。これは一部のイタリア人が実践しているという事を聞いたことがあるが、たまにイタリアのシャツを見ていると「これはもしや、アイロンしなくてもシワが目立たないものでは・・・?」という種類の生地に会うことがあるので、そういう事を意識して作っている生地メーカーがあるのではないだろうか。

  3. シワなどは気にしない。そのまま着る

    上記1であげた例外である。シワのシャツを着た人間は清潔感がない、なんていうことはない。そんなものは人による。私の職場にも、襟芯が入っていないシワッシワのシャツをタイドアップしている人がいる。悪くないどころか、その人の謙虚で逃げ腰ながらも実直な性格と合間って、好感が持てる雰囲気が出ている。他方、ナポリで仕事をしていた同僚は、使い込んだコットンのジャケットも、スフォデラートのカシミヤのネクタイもよれよれのくたくたで、本人のいい加減な性格と合わせたそのスタイルには、シワシワのブロードシャツが最適なのだ。ちなみにこれに該当しそうな人は是非一度、試してみて欲しい。「シャツはアイロンをかけるもの」という発想にとらわれている人はあまりにも多い。

 

以上、これ以外の方法は、普通の人の方法である。

残念ながら私は普通の人なので、今では、干し終えたシャツをアイロンして畳んでしまって、朝それを引っ張り出して着るようになった。

いつかは、ハンギングできるスペースがある所に住みたいなと、衣類スチーマーとコルビーのパンツプレッサーを使える心の余裕が欲しいなと、そう思って冷えたシャツを身につけて、冷えたコーヒーを啜り、あれ、別にこれでもまあいいのかな、清貧がジャスティスみたいな風潮あるし、あれ、でも清く豊かに暮らしてもべつに悪くはないよね、とか思いつつ、結論は出ないまま、また一枚、また一枚とシャツにお別れを告げていく。

 

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3件のコメント

  1. ご返信ありがとうございます。
    bengal様も高温スチーム当て布なしでアイロンがけしていると聞いて、なんとなく背中を押して頂いた気分です。
    これからは私もそれで突っ走ります笑
    これからもブログの更新楽しみにしております。

  2. i様
    私も全く同様です。混紡は避けますが、綿100であれば基本的に高温でスチームで当て布なしで突っ走ります。
    シャツは下着です。いくら大事に扱ってもいつかは劣化します。それを踏まえ、どんなシャツでも平等にアイロンをかける。今はそんな感じです。

  3. 初めまして。最近このブログを知って、新しい方の記事から少しずつ、読ませて頂いています。
    アイロンがけについて質問ですが、シャツのタグに記載されている温度設定や当て布ってどれくらい守ればいいでしょうか。
    私は出来る限り守るようにしていますが、たまに全てがどうでもよくなった時などは、表示を全部無視して温度高+スチーム+当て布なしでかけてしまいます。正直これが一番楽なのですが、やっぱりシャツにとってはよくないことでしょうか。
    素材は綿100、ブロード織が多いです。

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