それでは100日着続けても気にならないシャツ。
前回は全体感想でしたが、今回はディティールについて。
◆ウールの持つ力
まず今回の写真は、述べ10日間地肌に着た上で、脱いでグシャグシャにした後洋服洗濯かごの奥底に沈め、
数々の衣服の重みに3日間耐えてもらった上で半日ハンギングし、撮影したもの。
シワがほぼ伸びた。
スーツを浴室につるしておくとシワが伸びるのと同じ、ウーステッドウールの復元力が良く発揮されている。
匂いも無く、水もある程度はじいた。
これは凄いなと思った。
ちなみに、私のワードローブに一着、似たような機能を持つシャツがある。
ペンドルトンのウールシャツ(オープニングセレモニーコラボ)。
5年前のものになるが、実は一度も洗濯したことがない。
まあ地肌に着ていないからというのもある。
乱雑に扱ってもシワがすぐとれる。
しかし、それ位ウール本来の復元力、殺菌力は驚くべきものなのだ。
ただ、脇下の毛羽立ちなど劣化が免れない場所はある。
今回のウール&プリンスで行くと、芯材が入っている袖崎と襟の劣化が課題だろう。
そこはシャツの運命。
どうしようもないと思う。
◆縫製
袖付は一体。
ワークシャツと同じ縫い方である。
ボタンホールが機械だと思うが、やや汚い。
ヨーク。
なんで中央部分2回縫ってるんだ、というか…ただの失敗だろう。
予想はしていたものの、最近縫製が雑なシャツに巡り合えなかったので、
やはり縫製の悪さは目立った。
ユニクロのレベルが高すぎるのでは、というのもある。
ただ綺麗だと気持ちいいじゃん?(自己満足)
◆生地・ボタン・柄
ポケットの柄合わせなんかはうまくやってて、意外だった。
写真だとわかり辛いが、白の部分の白度が低い。
暗い。
全体的に暗い印象で、発色は今一つかなと感じた。
白が無いのもそういった理由からだろう。
ただ、単色のシャツとも比較してみたい。
買った人は教えてほしい。
ボタンは貝ではない。
しょうがない。
◆パターン
(あれ…シワが残ってるような…)
背中はサイドプリーツで、ウエストにかけてやや絞り。
脇下身幅は平置52cm。
フィッティングガイドを見るとSサイズはネックサイズ14-14.5(36-37)。
そこから想定するとちょっと大きめ。
というか、フィッティングガイド自体の表示が「ヌードサイズで人間の寸法を取った場合」だからそうなるのか。
袖は65cmもあり、アームホールも大きいので、
ボタンを付け替えて直そうと思っている。
襟。
見て分かるようにタイスペースが非常に小さい。
タイをしてみたが、ナロータイしか受け付けないぐらい狭い。
襟自体がショートポイントだし、最近のトレンドを意識してのことだろう。
この辺は好みか。
ただ、ボタンを留めるとフロントも、カラーも、妙な隙間ができるような…。
この辺りは更にフィット感を高めていただきたい。
以上。
個人的に一番気になるのは100日着続けて、擦り切れないのかっていう所。
また経過報告でもしようかと思う。
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