volga volga。ロシアのコメディに起源を持つブランド名。
デザイナーはCDIEM在籍と聞いたことがあるが、するともうindividual sentimentsとかあの辺りの
「職人クラフト系ブランド」先入観を持ってしまう。

ところがそれだけで済まない変わったこだわりがある。
(というか、カルペディウム在籍という情報は本当なんだろうか)
今はなき大阪コレクションで95年に初登場したミハイル・パンチレフ。
その後、ヨウジに招かれて共に仕事をしている。
ブランド立ち上げ後には、川久保ともコラボレーションをしたこともあるそうだ。

珍しいのが「MADE IN TOKYO」にこだわる、というところ。JAPANじゃなくて。
ブランドのサイトを見ても、事務所は東京だし、写真はどうみても東京で手撮り感満載。

あとはFASHION PRESSによればほとんどの工程を手作業にて行うという。
つまりこのロシアのデザイナーは、東京に住んでいて、自らの手で作品を作ってるようだ。
ヨウジと仕事するうちに東京が気に入ったんだろうか。

フックシャツはあまり好きじゃないけど、遊びのあるリングを引っ掛けるタイプでゆるくていい。

袖のボタンは銀を焼いたような加工。
アナトミーでダスティーな印象のブランドは多い。
職人の手作業の利点の一つの極致はそのあたりなんだろうか?