天下のCREED様の香水を最後に夏の香水探しをやめた。
ベチバーは好きな方の部類に入るので、春先に買った時は夏はこれだ、と思っていたし、関西のファッショニスタも夏の香水として使っているので、まあ問題ない定番だと思うのだが、どうも実際に夏に入って使ってみると今ひとつである。
なんというか、このクリーミーさは何なのか。
白磁というよりヌルヌルした白さというか。
夏場の香水はミスが多い。
ヨウジオムやクルジャンのウードなんかはどうしても冬場を意識するので夏場のものを探す必要があると思っていた。
試しに香ってみる時に、トップを嗅いで、自分の体臭と合わせて嗅いで、また後でラストを嗅いで、みたいにやるのだが、夏は飛びやすかったりゲリラ豪雨だったりで失敗ばかりしている。
ケンゾーとかイッセイの青ボトル系は飽きが激しかったのでやめ、エルメスのナイルの庭・ルタンスのローフォアッド・ペンハリのブレナムブーケはいずれも香りが飛びやすいのでやめ、サンタマリアノヴェッラやジョーマローンの諸々は軽薄な先輩方々と被る為にやめた。
夏場の香水探しの旅。
が、そもそもなんで私は夏用の香水をまだ探してるんだろう、夏が似合わない人間なのだし、通年にわたってクルジャンのウードでいいんじゃないか、と思い始めた。
そう思うと夏に漂う香水自体が軽薄なものにしか感じられなくなってきた。
元々私が香水に惹かれたのは日本の寺や神社に由来がある。
三十三間堂の朝一の幽玄な雰囲気(早朝に行ったことがない人は是非行ってみてあの焚きしめた香の靄を体験して欲しい)や、善光寺の尼僧さんに数珠頂戴を受けた時の袈裟から仄かに漂う高貴な香りの体験など、それらは煙だからというのもあるが、夏の香水と性質が異なる。
ん、待てよ、衣服に煙をつけるという方法もあるといえばあるのだが・・・やってみるか?
うん、これは中々・・・沈香をまるごと買ってきて焚きしめるか?そこに少々南インド産の白檀を木っ端にして・・・ハッ!
危ない危ない、いやもう際限がないって。
なぜこうも深みにハマって謎に休日を浪費するのだろう。
自らを引き止めてもうもう夏の試行錯誤はやめようと今日決めた。
bengal
F様
フローリスのレザーはまだ試していないのでこんど香ってみますね。レザーでもシャープなら夏向きなのかな、とは感じます。
まさに今日、アクアユニヴェルサリスを付けていました。
昨日はフォルテを。
ただ、やはり飛んでしまいますね。(フォルテは別ですが)
アクアユニヴェルサリスは本当に通年どんな状況でも男女使えそうですし、嫌いな人も少ないでしょうから良いですよね。
残念ながら私の周りは嫌いな人が一人いますが。
F
書き忘れました。
個人的な夏香水筆頭(暫定)フローリスのマオンレザーです。
レザーノートは暑さのなかでも意外と鬱陶しくありませんでした。
F
夏用香水、選びにくいですね。
フレッシュなものを着けるくらいなら無臭で良いかなとすら…
御試しになられたとは思いますが、アクアユニヴェルサリスもお気に召しませんでしたか?
今はクルジャンの本国オンラインショップから世界中送料無料で配送してもらえるようで、先日ウードを195€で購入いたしました。
アクアユニヴェルサリスですと120€、この価格だと揺らいでしまいます。