ShunXXLより献体をいただきました。

ありがとうございます。なんか料理してるらしいしお礼に良い醤油をお送りします。

ふわり系

デニスコロンにはマルチェロシャツ(小襟)とレジャーシャツ(バンドカラー)という定番のラインがあるのだが、これは後者・・・でもなさそうだ。

ネパールで手で織っている。手織りなのでかなり甘い。甘すぎてシャツという感じはせず、うすいカシミヤカーディガンのような着心地。どうやって織ってるんだ。恐らくデニスも「あんなに美しいものを一体どうやって織っているのだ」と思い、おじいさんに止められながらも障子を開けて覗いた瞬間、大量のネパール人が鶴に変身し工場が消失した過去を経験しているのだろう。だから表に織り手は出てこないんだね。

当然のようにヨークは無い
大分リゾート感ある

布帛の白抜きストライプはエッジもありキリっとした表情になるのだが、打ち込み激甘の生地に乗せる事で微妙なゆらぎが生まれ、上品に見える。

シャツは布帛で作られたものが多いので、ハリのある生地による緊張感がある。それは私が気に入っている要素の一つ。だからこのシャツを店頭で見かけたとて、自分が買うことはまずないだろう。そういうわけだからこういう貰いものは面白い。

やや小さめの陶器のような水牛釦。
バンドカラ―で襟ぐりはゆるい

このシャツをくれたShunXXLは、マルチェロシャツを超初期に購入していた。10年ほど着込んだものを見せてもらったがネパールの現地人が着倒したレベルで退色していた。彼はタイパウダーとブラウンシュガーを扱う。この時期のカトマンズは好き者が集まる。ドルや円をたくさん持ったShunXXL、あんたは特別だからユニクロからは買うな。

カフはめちゃ短い。剣ボロはむしろあるんだ、と好感を持った

デニスコロンってそもそも当人がカシミヤに魅せられて始まったカシミヤライフスタイルブランドだと思っていたので、リネンシャツはまったく見ていない。だから少し前、リネンシャツで盛り上がったりしてたのがよくわかってなかった。あの時のデニスは何なん。あの時の流行りは何じゃったん。

でもこの甘い撚りのシャツを羽織ってみて、なるほどと感じた。デカいカシミヤブランケットをバサッと巻く提案をしていたデニスと何も違わない、ラグジュアリーノマドだ。

柔らかいよ、縫いは当然どうでもいい
乾燥機かけたら縮みが酷そうだが、アイロンかけるとどうなるんだろうか

この機会に調べてみたんだけど、デニスコロン、どうも建築の学校を出てるみたい。旅と東洋をテーマにしている事から、たぶんインテリが東洋を志向し、ネパールで人生観が変わって深い精神性を開拓してしまったんだろう。今はロスとネパールを往復しながらラグいアイテムデザインを続けているそうだ。きっとマントラを唱えながら羽ペンでデザイン画書いてる。どうせジャックドーシーも着てるんだろうね。

とにかく風が通る気持ちいい服。