ショップはいつもどういう所を回るのか、という質問を結構前にいただいた。
正直、良く行くショップはトゥモローランドとかになるし、今や都心から引っ越してしまったので特に言う事がない。

未だにL’ECHOPPEとかインターナショナルギャラリーとかは少し居心地が悪い。俺ぞお洒落だ、感にはいくつになっても馴染めず。
お前はスタイルを持っているのか、きちんとエスタブリッシュしてるのか、ルックを追って自身に消化しろ、流行を少しだけ取り込んで気取れ、金を惜しむな恥を忍ぶな、などなどのメッセージに捕まらないよう逃げて生きている。

なので、気に入ってる東京の路面店でも紹介しようと思う。

 

1.AssistOn

いわゆるガジェットセレクトストア。
ステーショナリーからバッグ、デジタル雑貨、玩具など、生活をアシストするものが揃っている。
移転前、ビームスの近くにあった頃から度々訪れているが、
相変わらずいつ行っても楽しめる・・・と思ってたらまた移転で今閉店中らしい。

GYREにあるMomaのようなミュージアムショップとも、青山のスパイラルマーケットのようなセンス雑貨店とも違う。
SIWA、ON THE ROCKS、tea-pot-bottle with strainer、Kopなど、ナイスなギフトでよく使う。

ちなみにECサイトは商品ページの価格への導線が非常に悪い。なんなんだろう。

 

2.sasawashi

バストイレ用品はこちら、熊笹と和紙のリビング用品メーカー。
内野タオルのtouchと迷ったが、路面でおばちゃんが丁寧に接客してくれる謎の素朴さを持った方を選ぼう。あの青山北町アパートの近くにある。
前に靴下を紹介したが、未だに頑丈で気持ちが良く臭くもならない。
夏に二日間連続で履かなければならない日があったが、全く臭わなかったのは衝撃だった。
そんなエクストリームな状況は普通無いので実用的かどうかはわからないが、それくらい清潔に保ってくれる、という意味である。

ルームシューズは今まで色々試した中で、ここのものと炭スリッパが良かった。
どちらも洗えて清潔。
特に冬はつま先が覆われたタイプが望まれるので、そういう意味ではsasawashiが良いのかな。
価格を考えたらユニクロ一択なのだが、抗菌力が落ちてくるのは改善されたのだろうか。

3.むらからまちから館

食はこちら。有楽町より。
全国商工会連合会、つまり各都道府県の商工会が、中小企業の販路開拓を支援するために作ったショップ。
セレクト数が多い。
イタリアのマイナーだけど地元で愛される職人たちの銘品セレクトショップなんてあったらどう思うだろうか。
これは日本各地に散らばる零細企業の職人の技を集めた、物産展の全国版。
大手のものはそれぞれのアンテナショップに行けばよろしい。
季節モノが並んだ時や催事コーナーに見たこともないジャンルの食品が並んだりする。

もちろんおばちゃんでごった返している。
おばちゃんがごった返すところにはソフトクリームが必ずある。
というわけで行ったら黒蜜きなこソフトは食べてみてほしい。

4.NOYES

国産のソファSPAメーカーの店。青山。
上田のhalutaに行ったことがないので、良い家具屋というものに詳しいわけではない。
ただ、良いソファを扱っているというのはわかる。
個人的には土屋鞄のような職人性を感じて好みだった、という単純な理由かもしれない。

良いソファは長い間座らないとわかりませんので、と言われ長い間座らせてもらったことがある。
良い接客だなと思った。
今もあの店員さんがいればいいのだが。

5.Graphpaper

こういう収納がほしい…と毎度思う、それとたぶんトレンドが去ると無くなっちゃうんだろうなって。それだけ。

どこでも行けるしなんでもできる一方、見るべきものは何もないし、するべきことも何もない。

菊と刀の時代から言われるように、相変わらず日本の中心は何もなく、都心には何もない。