またbengalがわけわかんねーもん作ってんな、着るの?と言われかねない。

ちょっとリラックスした感じでさ、だらっと履きたいんすよ。あ、でも風は防いで欲しくて…あとシワッシワになるのもちょっとね。スエットみたいな感じがいいんだけど、でも綿は寒いし嫌。なんか軽いレザーのワイドパンツとかさ~どうかなっていうか~あっでも自分ステファンシュナイダーに教育受けたんでレザーパンツダメなんすよ。あーどうすっかなー、えっ、スエード?バイカーが着てるから暴風もバッチリ?は?

放り投げると床に落ちるときコフンって音がする
紐をギュッとすることがあまりない

ウルトラスエードが出てきた時点で皆さんお察しと思うが、もちろん頭にずっと居座っているのは堀切氏が手掛けるブランド、Classだ。定番でウルトラスエードのイージーパンツを出しており、パンチングスエードだったりヒョウ柄だったりと、毎期面白い提案がされている。

私は全然ひねりなく、テーラードの工場(っていうかアルデックス)でウルトラスエードを指差して、テーラードの姿勢を崩さないようにワイドパンツ作ってくれ、で。

ワイドなパイプドステムを「土管」と表現する人を見かけるが、色・素材的にもこれこそ土管。ドラえもんの公園に横倒しで置いてある3本のやつ。
切りっぱなしにすると寄りすぎるので、ちゃんと巻きました
絶対こんな丁寧に縫う必要ない素材とデザインなんだけど、ごめんね、ありがとう、愛してる

あまり着ないのでは、と思っていたが、意外や意外、結構履ける。もともとウルトラスエードを生活に取り込んだのは、フランネルソファというメーカーのソファで出会ったのがきっかけ。耐久性、防汚性、シワやキズへの強さなど、割と化繊なのに価格がするだけあるなと思っていたため、衣料としても優秀なのだろうと思っていた。

なので残るは着た時の快適性がどうか、という所だったのだが。真夏はさすがに厳しいが、ワイドであることもありそれほど蒸れず、冬は防風性で割と暖かい。汚れたら洗濯機に放り込めばよい。便利。結構軽いし。

残るは経年だが、ソファを見る限りでは中々に劣化が進みにくいように思える。すごいぞ東レ。間違いなく自分が飽きるのが先に来る。ごめんよ東レ。

ワイドパンツ着て走らないだろ、という前提があると思いますが、走ったらバルンバルンって鳴って面白い感覚でした