外苑前は渋谷区の隅っこに、ひっそりとあるショップ。
店内には服、というかカットソーがぶらさがっている。
デザイナーは杉原淳史。パリでデザイナー・パタンナーとして活躍した後、
生地「コズモラマ」と出会い、「これやべー」となり小野莫大小に入社し、
smoothdayというショップを立ち上げた。
なのでこの店、業界では有名な小野メリヤスのショップなのである。
海外のビッグメゾンに生地提供を行う、日本の技術メーカーである。
(どこかからクールジャパン!とか聞こえてきそうだ)

カットソーだが、デザイナーの海外メゾンでの経験からか、どれも立体裁断で作られているらしい。
細身なのがまたいい。生地の「気持ちよさ」を体感できる。

左の箱に入ってるのは試着できるスリーブ。
気軽に袖遠しの時の気持ち良さがわかる、という・・・。
冬場は試着めんどい気持ちとか、わからんでもないのでアリだと思う。

プライスラインはカットソーが7800円~くらい。
安くはない。が、生地屋でこの値段なんだからそりゃメゾンとかでカットソーが3万とかになるんすよ。
特に感銘を受けたのは「コズモラマ」の「soft breeze」。
毛焼き処理した糸を強撚した、艶・ドレープ感が素晴らしい生地。
肌触りが、本当に柔らかい風のよう。
耐久性が気になるところ。経年劣化も見ていこうと思う。
9800円と高めだったが、
マイケルタピアは7000円くらいだし、
schiesserのカールハインツは11000円だった。
ジョンスメドレーのシーアイランドコットンポロは、20000円強したくせに、
洗濯機で回したら一発で裂けた。
あれはショックだった。
最近はループウィラーとかフィルメランジェとか、norikoike、ENTRY SG…と
様々な「着心地いいっすよ」ブランドはあるが、
ここまでいろいろな着心地が体験できるショップは無い。
個人的には、六本木ヒルズにある、内野㈱のタオル屋「TOUCH」の、
カットソー版がこの「smooth day」っていう感じ。
次はディオラマ生地の長袖を狙っている。