ドメスティックシャツブランド、アングレー。

初めて見たのは2011年。最近は阪急メンズ館とかでも良く見る。設立が2004年なので新しいブランド。
「シャツにこだわる」とか言ってるので買う。
アングレーはフランス語で「イギリス風」という意味で、
ソースはイギリスのアンティークシャツらしい。
主な特徴は袖の前振り後付、フラシ芯、特徴的なヨーク、そして襟型だろうか。
国産で、16000円位の価格帯。


ガゼットや、袖の後付とか巻き伏せ縫いとか。お約束。
生地はこの価格帯のシャツでは普通?
最近は安いシャツでもかなりいい生地のものがあるので生地勝負も難しいのかな。

フラシはメリットもあるが、デメリットもあるので何とも言えない。
スプリットヨークだし、着やすさを狙ってるのかな。
「イギリス風」という意味なら、年季の入った芯みたいな方がそれらしいのでは?とか思ったけど、
ソースがマーガレットハウエルみたいな、日常着としてのイメージなので、
柔らかさを選んでるのか。
ヨークは肩線を後ろにずらす方法によって前から見た時にミニマルに見えるようになっている。
これはスッキリ見えて良い。まあ好みにもよるが。
可動も問題はない。
ヨークを肩に乗せないことによって、何かデメリットもあるのだろうか。

襟型。
良い。
ラウンドカットだが、丸すぎず、大人っぽい印象をキープしている。
このあたりはフラシの柔らかさも助力してのことか。
だいたいAnglaisのシャツはこの襟型。
フィナモレのセルジオ全盛の今や、ホリゾンタルカラーはブームのピークと言っていいだろう。
今後これが落ち着いたときにどうなっていくのか。
気になるのはML展開という謎なサイズ展開をしている所。
アームホールが細身なので細くは見えるが、なんでこの表記なんだろう。
8回くらい着用したが、柔らかい生地感が合間って、プラケットフロントがヨレてきた。
アジとして楽しめるものではあるのだと思うが、ヨレ具合が頼りなく、個人的には好きではない。