さて、まだまだナポリである。
職人技のオンパレード。
日本と違って高貴な職でございますからね。
職人。
アルティジャネーレと言えばよろしかったんですっけ落合さん。
近年どこのセレクトショップでも見かける、ナポリシャツの定番と言えばこちら。
エリッコフォルミコラである。
エリコフォルミコラって読んでたけど、
エリッコの方がイタリアっぽいから今はエリッコ。
「エリコ、超(袖回りが)気持ちいい」
とか言うと誤解を招くので。
価格帯は決して安くは無いが、コストパフォーマンスが効いたシャツである。
トゥモローランドが1番入れ込んでいる気がする。
タグでは11ページにわたり、ハンドの箇所とかこだわりの部分について
つらつらと書かれている。
生地の高級感が素晴らしい。
パープルがかったピンク。
秋にあう高貴な色。
前立てのカンヌキ。
ザンパテグリアート。
ボタンホール。
ボタンホールは裏側を見れば一発で手縫いだとわかる。
大抵「見えないところはいいや」という事で歯抜けのようになっている。
ミシンと違いがわからないような手縫いのボタンホールは見たことがない。
袖の次に着心地を左右する肩。
ヨークが手縫いであることがわかる。
袖付はもちろん手縫い。
ここはミシンと手縫いで一番差が出る気がする。
可動が一番多い部分だからだろう。
そういえばこのヨーク。
以前説明したインディヴィジュアライズドシャツに採用されているコンストラクションヨーク。
裏側から見ると・・・。
ネタバレなしかよ。
いつか解体しなければなるまい。
どうせやるならもっと技術の結晶みたいなシャツを解体したい。
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