この度はナポリでもミラノでもなく。
1996年創業。
ナポリより東。イタリアの南、かかとのあたり。
プーリア州。
GIANNELLIはジャネッリと読む。
ここはネクタイメーカーで、ハンドでセッテピエゲタイとか作ってる所。
セッテピエゲっていうのは、芯地を使わず、一枚の生地を7回折って作られたネクタイの事。
面倒くさいトラッドな作り方が必要。
まあ、だからといって技術がある、という事にはならないのだが…。
一本ふつうのネクタイを持っているが、
まあしっとりしてずっしりして、黒ピンドットのマジメなネクタイである。
シャツを作り始めたのは21世紀に入ってから。新しいのである。
で、ここのブランドは何がすごいって、その細さ。
エストネーションのコラボでも関係なく細い。
イタリアサイズの37なのに、鎌倉シャツの36のボディより細いウエスト。
チェストだって細い。
アームも高いし、プロベンザーレと同じくらい個人的にはフィット感が気に入っている。
それに生地もいいものを使っていて、するりとした触り心地と、
青が綺麗な発色。
ボタンホール・ボタン共にミシンだろう。
袖付もミシンっぽい。
ガゼットはハンド付。
故に取れかかっているという。
6年位着たので保ったほうか。
柄合わせは・・・
まあ及第点か。
結構すごいのがこの襟の運針。
数えてみたら1cmに10針位縫っている。
なによりこの細さと生地の発色が気に入っているのだ。
まあ3万近い値段からして、生地はいいものなんだろう。
マイナーなブランドはいつもセールにかかるのが狙い目である。
エストネーションで買い物なんかしませんからね普段。
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