Joanna Newsomの先月の新譜は相変わらずハイレベルでナイスだった。
もうサードウェーブ系のカフェでヘビロテしてるのかなという感じ。

夏にこのPVが公開された時は
マジかよ監督ポールトーマスアンダーソンじゃん、抱かれたのかなリリース前にフィオナに消されないかな、
でもこのAppleのCMに使われそうで絶対に使われないスレスレな感じが良いな、
位にしか思わなかった。
新譜はいつもの幻想的なノリで、森系の人間はだいたい聴いておいて損はない。
と、ここまで考えてそういえばピアノの回をやっていなかったのでモダンクラシカルでも。

日本ではどマイナーだけど、海外のラジオではそれなりにかかるヒルデンビューテル。
冬モダンクラシカル。
人に「冬の曲」だと思わせるには条件がある。
枯れて粘りある弦楽器。ダウンワードな重奏。継続的なスレイベル。冷えたリバーブの聴いたピアノ。ユニゾンのグロッケン。
例えばRadioheadのOK COMPUTERの1曲目、AIRBAGなんかは「冬だよね」といって通じるが、
それはスレイベルと弦楽器のようなギターが、冬の印象を醸し出しているんだと思う。
冒頭のジョアンナニューサムのSapokanikanも、ピアノとグロッケンのユニゾンのせいで冬っぽい小さい暖かさみたいなものが出る。
最後に、冬のピアノといえばニルス・フラームだけど、
彼がジョン・ケージの名曲「4:33」をコピーしたのでその映像でも置いておこう。

おい、違うだろ
いい曲だけどさ。