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チェックシャツである。
しかも、半袖。
敬愛するステファン様ではない。
栗野地区だ。
3色以上用いて、大胆にも大振りなチェック。
ポケットも二つある。
私はストライプシャツが好きだが、チェックシャツは好きとは言えない。
可愛さをチェックシャツで演出するのはあざとさを感じてしまう。
その辺り、ワークとはいえ相澤陽介は上手だなと思う。(結局彼もストライプが好きでペンシルストライプを定番で出しているが)
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綿ポリ混で、シアサッカーっぽい生地。
そして蛍光イエローのラインが走っている。
湘南系だと思った。
日に良く焼けた短髪の連中がガイアの一歩手前で健康的に纏っていそう。
これを貰った時、一瞬「オタクか?」と思ってしまったくらい、
私の中ではチェックシャツといえば、オタクである。
正しくは、オタクといえば、チェックシャツ、なのである。
特にタックアウト前提で着るシャツ。
rip van winkleのネルシャツを買った時も、メニケッティのコレクションラインのブルーチェックシャツを買った時も、visvimの袖ハギシャツを買った時も、エィスもアダムキメルもジュンヤもマイケルタピアもギャルソンもポールジョーもアンナマトッツォも全部、全部だ。
全部、満足に着ることなく他人に渡すか売り払うかされている。
タックイン可能なものなら着るのだが、タックアウトをするものとなると、パークハイアットの先端からヒモ無しバンジーかますレベルで勇敢でなければ私には難しかった。
今現在はBESPOKENを「ターンブル・アッサー・・・!ターンブル・アッサー・・・ッ!」と呪文を唱えて自分を勇気付けて着ている。
だからこれもきっつい。
着て500mほど家の周りを歩いたけど、呼吸が浅くなる。
したがって鼻息も荒くなるし、手汗もすごくなってくるし、不動の全身発汗は盛夏のオタクを思わせる。
こうなってくるとチェックシャツを着るからオタクになるのか、オタクがチェックシャツを着るのかわからなくなってくる。
鶏卵論争ここにあり。