アメリカのドレスシャツ。
デザイナーはキューバ生まれ。
日本の生地や海島綿を使用。
襟のデザイン特許。
この4つでピンと来る人もいるはず。
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というわけでアイク・ベーハーのご紹介。
ラルフローレンのシャツも作っていた、歴とした老舗です。
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ギンガムのボタンダウンって、夜遊びのイメージがあるのは私だけだろうか?
たぶん、友人のチャラ男がやたらギンガムばっかり着てたからだろう。
(曰く、「カワイイって言われてモテるんだよ!」とのことだった)
襟型はタイスペースが小さめで、ナロータイ+タイクリップなんかがとても似合う。
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いつかの雑誌で読んだのだが、アイクベーハーは「ディティール販売」の礎となったらしい。
つまり、芯地がどうだとかボタンがどうだとか、縫製は・・・ガゼットは・・・だの、
そういったディティールを基に説得する販売方法。
アメリカが発祥だったのだが、アイクベーハーのシャツが日本に輸入された当時、
その手法と共に輸入され、日本の販売方法に影響を与えたそうな。
歴史に謎の敬意を表し、今回は敢えてディティールについては語らないでおこう。
高瀬・・・ゴホン、プラケッ・・・なんでもないです。
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スプリッ・・・
チェーンステッ・・・いやいや我慢我慢。
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ここは我慢できません。
これがアイク・ベーハーの十八番、ダイヤモンドステッチ。
まだ芯地等の質が悪い当初、襟がごろつかないようにと考案されたもので、
特許も取得しているらしい。
ちなみに、今私が一番欲しいシャツの一つ、ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェーロ。
ディティール・ハンド仕上げに凝りまくってるナポリのブランド。
その最新作を見たら、このダイヤモンドステッチが軒並み使用されていた。
アルヴェスティさん並びに取扱いショップには、
ぜひともアイクとそのカミチェリアの関係性をお聞きしたいと思っている。
アイクベーハーの職人がイタリアに行ったのだろうか・・・?
はたまた特許侵害・・・?
また面倒な客と思われそうで嫌だ。