天下のロンハーマン・・・というとなんだかdisってるように聞こえるかもしれないが、違う。
サザビーリーグはagnis.bの扱いから始まり、スタバの日本への導入(合弁事業)が軌道に乗るにつれ順調に扱いブランドと売上を増やしていった。バンドオブアウトサイダーズも今は昔となったが、上陸当時あのコンパクトなボタンダウンシャツがブレイクしていたのは確かだ。
で、彼らが扱っている中で今最もノってるシャツがこのフランク&アイリーン。
ボタン位置が特徴的な柔らかめの印象のレディースシャツでブレイクしたアメリカのブランドである。
マーガレットハウエル系と言うと乱雑だが、襟羽根の上端が離れており、バンドの第一ボタン上が空いているデザインのカジュアルで上品なシャツ。
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リネン。
発色の良いブルー。
私が着用するとイメージ通りらしいので、妙な自意識が邪魔して着られない。
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剣ボロ部分は意外に長い。
袖丈も外国仕様で長い。
しかし、別に袖捲りをする前提ではないのでカフは普通の幅である。
「リネンシャツの袖を捲るのがカッコイイ」と思う人たちは、普通にmaillotを買えばいいのにと思う。
つくづく、欧米というブランドはエサになるなと思う。
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袖や脇身頃は言うまでもなくワークな仕上げ。
チェーンだけど空環はないよ。
生地は大手ではないイタリアのものを使用しているらしい。
デザイナーは1891年創業のイタリアの生地メーカーのものを使っているとしか言及していない。
シャツ生地メーカーで1891年・・・ゲッツナーか?とも思ったけどあれはオーストリアだし、
ロベルトコリーナはニット専門だし。
どこなんだろう。
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個人的に最も気に入ったのはこの開き具合。
キャロルクリスチャンポエルのシャツもこんな絶妙な幅のものがあった。
ボタン位置とはかくも重要なものかと思わされる。
「ボタンには成仏する位置があるんです」。
蓋し名言である。