羽根の行く先は


襟羽根。
シャツの顔。
肝となる所。
その羽根のロール具合でどこの国のものか、ということがわかる人もいるらしい。
(現代じゃ大分テイストが混ざってるし正直わからんだろと思う)
最近のシャツのトレンドでは、セミワイドからホリゾンタル、カッタウェイとどんどん角度が広がっている。
台襟の高さを競っていた一昔前が懐かしい。
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これはピエトロプロベンザーレのカッタウェイ。
仰け反らんばかりの角度である。
さて、剣先はジャケットを着た際、ラペルの下に隠れるのが良いと私は考えている。
そういった意味でFRAYの剣先は好きだ。
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プロベンザーレに対して高波のような角度。
ザッツ・セミワイドである。
しかし、トレンドには背きたくなるのが私の常。
今のところ最もエレガントだと思っている襟は実はこれ。
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土井縫工所
これがスーツ・ジャケットと合わせたときにキッチリハマる。
何故なのかと思っていたら、ああ、この襟羽根の曲線部分なのかな、と考えている。
海外の服オタをして「究極の襟フェチカミチェリア」と言わしめたナポリシャツが手元にあるが、
それを見てもこういう曲線を描いている。
これを何と呼ぶのかわからないが、この曲線を見ると最近胸が高鳴る。
襟羽根の行く先を優雅に描くのである。
私は、曲線はシャツからの「私を受け止めて」というメッセージであると考えている。
だから私はシャツを見て、曲線を見つける度にときめくのである。
それがフィットすれば最高だし、フィットしなければそのシャツは運命のシャツではない。
一方で曲線がないシャツは、フィットしないリスクもないが、その分フィット時の恍惚もない。
個性を押し殺したようなものだ。
曲線の塊のような女の子について、少し語らせてほしい。
襟羽根の曲線が行く先はラペルの下だが、女の子の曲線が行く先は

おっと、暑さで頭がおかしくなってきたようなので、この辺りで今日は筆をおく。


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1 コメント

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    おもしろい考え方ですね
    不易流行の考え方は好きです

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