フランクリーダーと言えば、という定番。ビンテージベッドリネンシャツ。
前もフランクリーダーの事は書いたけど、この時ベッドリネン欲しいとかいって書いた後に即買ってる。でもそれより4年前に別のシャツで書いた時は即売ってる。病気だよ病気。もぅマヂ無理。 リセールしょ・・・。
わざわざ昔のベッドシーツを見つけてきてシャツ工場に縫わせる、そういう事を何故フランクリーダーがするのか?フランクリーダーではアンティーク資材が使われている事が有名であるように、ビンテージアイテムを使って服を作ることが多い。だからビンテージ風の生地も作るくらい。彼は失われた昔の風習等を好んでいるため、コレクションに取り込んでいる。
デザイナーには色々なタイプがおり、縦横の軸―――時間軸、場所軸―――の異なる所でサンプルを採集し、表現する、という手法をとるのがどうやらオーソドックスな方法であるようだ。マッシモ・ピオンボは旅行だったが、フランクリーダーは歴史(ドイツの史学にも通じている)で、そのリサーチから作る事に重きを置いている様子。
また、ドイツで窮地に立っている工場を維持する、という意識も強い。このあたりはS.E.H.kellyやメイドインUKの多数のブランドなどと同じ思想だろう。持続性。
元々寝具なだけあって、テント生地のようにガサついてはいない。ドライな質感の軍のデッドストック衣類とも違う。使いすぎてパイルが寝たタオルに近い肌触り。素肌に着るよりもカットソーの上に着る想定だろう。着ていると毛羽立ってきて、それがまた悪くない肌ざわりになる。
あとそうそう、古い生地あるあるなんだけど、縮む縮む。色も変わる(白くなる)。
このシャツは取り扱い店も多いようで割と人気がある印象。シャツという清潔感あるアイテムでありながら、デニムさながらの味が出る副資材(アンティークボタン)と生地、ビンテージ生地のため表情も一つずつ異なる、というロマンの盛り合わせというのが理由だろうか。
以前、ジャーマンレザーのジャケットについてフランクリーダーが使う生地は贅沢だーみたいな事を書いたら「カシミヤとかの方がいいに決まってるじゃんバカかよ」て言われて もぅマヂ無理。 リスカしょ・・・てなってた。
いつかそいつがベビーカシミヤ着てたらベッドリネンシャツ着て抱きしめて擦ってやろうと思ってる。絶対に穴を空ける。私の肺に穴が空く前に貴様の13.5ミクロンを姦通してやる。ほらお前ドリル探してたろ?穴を空けたいんだろ?顧客が本当に欲しがっていたものは穴なんだよ!オラッッ!
ちなみにもう一着のフランクリーダーはもう穴が空いていい感じです。
1件のコメント
1件のピンバック