購買報告2020


ベストバイ特集って、「今年はこういったものが発売されており、私のアンテナにはこれがひっかかった」という情報シェアなのか、それとも「オレ金使った、だからお前も金使うがいい」という免罪符機能を果たすものなのか。みな何が見たくて読んでるんだろうか。

よくわからないけど、依頼されたので書こうと思う。なぜ書けと言われるのか。深く考えたら何もできない。とりあえず書こう。

 

1 saicのブリーフケース

ダークブラウンとシボ黒コンビの静かなたたずまいのブリーフケース。
持ち手が自然に立ち上がる。

フィレンツェ、村田 博行さんが作る鞄。

文句なしの一位。名品と言わずして何と言おう。

実は2021年、納品を待っていたものが4つもあり、それらのうち3つがコロナ禍により来年へ延期された。そんな中、これ以上納期を伸ばすのはダメだとフィレンツェから隔離期間をおいてはるばるやってきた村田さん。きっちり納品してくれた。

村田さんは以前某リンドスレザーの鞄ブランドで働いていたこともあり、まあテイストが似てなくはない。ないのだが、最近ちょっとあのブランドは質なりデザインがイマイチになってきているのもあり、独特の静けさと剛健さを湛えるsaicの方が良いと私は思っている。

なぜ黒と茶のコンビにしたのかというと、黒靴・茶靴どちらにも合うからだ。とんでもない無精オーダーである。

 

2 La Favola ウールギャバ

歩くと空気を孕みやすい。
ボタンが無いので適当にベルトを結ぶ。

平剛さんのブランドLa Favolaのコート。元々既製品はラップコートから始めていたような。ベイクルーズでタスラン(ナイロン)のものがセールにかかってたけど、これはウール。軽い、デカい、長い。強いて言えば襟が少し寝るのが気に入らないが、襟を立てて巻物を巻けばOK。もうそろそろ寒さ的に厳しくなるが、軽いしよく着た。

Cantateのトレンチで失敗したからネイビーの薄手のコートはどうだろうと思ってたけど、ウールでシンプルなギャバジンであれば問題なかった。やっぱりウールだとさばきが綺麗。

3 ARYS Vigorous Vest

ダウンというか中綿ベスト。
コンパートメントがある。15インチモバイルPCが入る。

「また変なの出してきたよ・・・」とお思いかと存じます。一応国内ではBeamsにも別モデルが買い付けされていました。こちらドイツのエリスは、賞とか取っていたりする新進気鋭アウトドアブランドです。エシカル。このベストも、中綿と裏地はポリボトルのリサイクルポリエステル100%。軽量・撥水・高通気性・防汚加工。断熱・抗菌処理され、耐水圧5000mm。

いわゆるテクニカルベスト。モバイルのバッグを考えすぎてこれになった。鞄を持ちたくない→PCを持たなければならない→しかも冬→身体に近い位置に収納が無いと歩行に支障が出る→背中がやっぱり妥当か?でもリュックも持ちたくない→おやこれは・・・?という出会い方。相当便利だし色々ギミックが効いてるので多分またこのアイテムでブログ書くと思う。

それにしてもベストはやっぱり便利だと思う。50万円パーカーの上にこれを着れば相当な寒さでもなんとかなる。

4 Fendart スラックス

「おじいちゃんが履いていそうな茶色」。中野氏談

Ansnamとモデリストがタッグを組んだブランド、フェンダール。前に書いたので、詳しくはそちらをご参考に。とにかくONもOFFも履いた。ベルトレスが楽なのは知っていたが、裾がダブルでない靴がこんなにも楽だとは知らなかった。

5 南シャツ チョアコート(カシミヤver)

黒い。アルチザンアイテム感が強い。
でも黒いのにふわふわしているし軽い。

南シャツには、「チョアコート」という鉄道員の作業着をベースにしたライトアウターがある。そこに対してカシミヤを羽織りたい欲。以前、コマキっていう人を南シャツに連れてきて無理やり意味不明なクソデカカシミヤシャツを作らせたんだけど、その時から厚手のカシミヤのシャツはまあアリだなと思っていた。

でもそれ、アメカジっぽい仕立てだから自分には不向きだし、ゴリゴリに重たいカシミヤもカッコいいけど普通に着たいなと。

結果は成功。という事でまたブログで書きます。

 

以上、服ばっかりだしコロナ禍なのホントに?っていう感じなので、最後にコロナ禍を思わせる今年買って最も使ったものを一つ。

マスク除菌ケース。

ULTRAWAVEという除菌ケース

京都の薬売りさんが呟いていてええやん、と買ってみたら割と今年一番使った。

マスク自体は基本は紙なんだけど、粗悪品が多いのか不良品(紐が取れる)が混じるために、布のものを携帯するのは欠かせなかった(銀イオンの奴とか無印とかを使っていた)。冬場あったかかったりするし。

帰宅したらセットして10分で乾燥と紫外線滅菌をかけてくれる。USB充電。マスクケースなので軽く、携帯もできる。ちゃちな出来だけど言う事は無い。

もう使わないようになるといいな、と思いながら数か月経ってしまった。結局来年も使うんだろう。いつまで使うんだろうか。

適当に酒を飲んで、ただただ服の話ばっかりしたい。なんなら酒は無くても良い。服を持ち寄って、この角度の曲線がどうとか、無意味な話をしたい。社会不安がとか、感染数がとか、モテとか、どこの年収がどうとか、それらを袋縫いして見えなくして、服の話だけしたい。純粋に。温泉に浸かってマークジェイコブスのデザインの意図について推理を巡らせ話し合う、あの感じとかを味わいたい。そう思う一年だった。


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2 Comments

  1. >Psyche様
    そうですね。
    願わくばそんなときが来ることを祈って今は静かに過ごしましょう。

  2. 一年本当に激動だったと思います。
    私もステッチの話だったりAppleのヘッドフォンはどうなのかとか
    でも自粛期間の中NetflixのドラマThe eddyのjazzサントラは最高だったとか幅広く密になって密な話をしたいです。
    願わくば早くそんな時が来るよう祈ってます。

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