前回からの続編です。
名もなき紺ジャケ 18回

ジャケット部門1位。
もう相当に魔改造してしまったのでブランドは伏せる。ビスポークではないのだがアトリエで手縫い仕上げされた一着。生地はハーディミニスの2プライフレスコ。この生地で軽めで大見返し、この仕様が夏にとてもよい。真夏に着られるジャケットは存在しないと思っていたが、唯一ギリギリいけるのがこれ。要因をいろいろと考えたが、フレスコの蒸散機能と通気性が夏の湿度対策に向いているのだろう。それを大見返しにする事で、キュプラなどの裏地より強い蒸散性が身体側にも発揮されるという事では。何度も言っているが日本の夏の不快感の根本問題は暑さではなく湿度である。
南さんの紺ジャケ 18回

ジャケット部門1位タイ。
正直、コルコスが12月後半で挽回する可能性が高いが、長年の冬の定番。ジーロアペルトとまではいかないが、昨今の南さんのスタイルの提案を受け、NP〜SP間を広げ、少し肩を落としてエフォートレスな雰囲気に。生地はテーラーロッジのラムズゴールデンベール。330gだったか、王道である。しっかり豊かな肌触りで冬場向き。歴とした生地なので、適度にバランスを崩すくらいがいい。これ着てるとキマってるねとかかっこいいねとか言われない、謎のゆるさと隙がある。ドレスでこれを作るのは難しく、たぶん南さんから依頼を受けるカッター側としては、初見はエ、マジで?となるはず。
Ciseiのショルダーバッグ 97回

こうして見ると異常な回数だ。そもそもだが、仕事で鞄を持たなければいけない状況が多いため、こうなってしまう。しかし両手が空くのは強い。だってラックにかかってる服の裾をめくってタグ見るじゃんか。
当時は上がりのカバンになれなかった、とか言っといて、ほぼその立ち位置。今は茶靴も多いので、トートより出番が多い。リンドスの革質が良いのはもちろん、シンプルなのがやはり良い。
谷シャツ商会のシャツ 14回

今年はなんとなくリラックスした雰囲気を帯びたかったのでラウンドカラーを手に取りがちだった。谷シャツ商会はいいシャツ屋である。立地ゆえなのか接客もちゃんとしているし、フィッターもちゃんと骨や肉の付き方を分析してそれに補正を加えてくれる。縫製も実直で丁寧。一方で、二段階ラウンドみたいな冒険的なアプローチもできる。ただ、このシャツももう限界が近く、恐らく今年でさようならとなる。今までありがとう。同じく寿命寸前のWEBAのウール生地シャツの12回と最後は競うことになるだろう。
こうして記録をとってみて思う。回数が少ない服について、大抵想像が付くと思うが、その類の服の数が多い。シャツやパンツである。今年、40着ほどシャツを断捨離したのだが、まだまだ多い。パンツもあと10本位は減らしたい。制服化したいわけではないが。
シャツは着きったなと思えたことがいくつもあったので、来年はもっと減るのだろう。服に飽きたわけではないのだが、おっ、と思う服は確実に減ってきている。
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