青が好きだとかいう事は以前書いた。
それくらいワードローブは青ばかり。
青系だけで棚がいくつもある。
特に青いストライプ。
以前、それをネタにとあるフリーペーパーにも書いたくらい。
「男の服装術」の頒布ないしは落合正勝の偉大なる功績により、
セレクトショップで高級エリアに陣取っているのはいつもFRAY。
FRAYについては特に思い入れはない。
マジメないい仕事をするヤツだ。
青いストライプは、これ以外にもボレッリ、バルバ、ピアッツァ、ジャネッリ、プロベンザーレ、ブリューワー・・・
イタリアのブランドばっかだな。(ブリューワーもイタリアOEM)
というのはワケがあって、スーツもネクタイもネイビー系ばかりなのである。
普段から顔が青ざめているのでシャツも青ざめたのかもしれない。
ということではなく、単にマジメだからだ。
マジメに仕事をするのでマジメな装いだというだけの話。
ところが、最近自分に似合うのは暖色系なのでは、と考えた。
そこで、赤系で統一し、わざわざカペッリの赤いネクタイなんかを基準にコーディネートした。
するといつもと人の接し方が全然違う。
しまいには「今日は元気だね」と言われる始末。
服装が印象を変えている?思ったが、
違った。
意識的に自分が服装を選択した結果、自分の行動に跳ね返ってきていたのだった。
いつもは笑顔で挨拶なんかしないのに、自然に笑顔で挨拶していた。
自然に積極的に動いていた。
逆になんか怒りっぽくなったりもした。
別に行動心理学を崇拝しているわけではないが、
形から入るっていうのはさもありなん、と思った。
そういうわけで快晴の今日なんかは昔のイエローのボタンダウンをひっぱりだして着て、外に出てみたりした。
今なら軽いノリでなんだってできる、と思って公園を走ってる子供と遊んだら、
心配した親御さんが子供を回収に来て、私は一人残され、空を見上げながらブルーを奥歯で噛み締めました。
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